2023年に第一子となる男の子を出産したママです。
はぐくみ母子クリニック新横浜院での出産レポをまとめましたので、産院選びに迷っている方や、無痛分娩のリアルを知りたい方の参考になれば嬉しいです。
とりあえず今回のお産を一言で言うと、、「最高」でした!振り返ってみても、私の理想がほぼ叶った幸せなお産だったなと思います。
基本情報
私が小柄なこともあり、赤ちゃんが大きくなりすぎると下から産むのが難しくなるので、予定日を過ぎたところで誘発分娩の予定でした。
結果的には予定日よりも前に破水し、お産が始まりました。
無痛分娩をしてみた感想
実際、無痛分娩ってこんなに楽なものなのかと衝撃でした。(あくまで私の場合です)
麻酔の処置をしてからは、最大でも生理痛くらいの痛みしか感じなかったし、分娩の時は痛みは全く感じませんでした。何をしても、どんな処置をされても痛くないので無敵の気分でした(笑)
二人目を産むとしても、迷わず無痛分娩を希望します!
出産までの流れ
23:10
布団に入り、横になったところで「チョロ」っと水が出る感覚がありました。
本当にちょっとだったし「おりものかな?」とも思いましたが、いつ破水が来てもおかしくないと心の準備をしていたので、すぐに飛び起きてトイレに行きました。
すると明らかに尿とは違う感覚で、自力で止められない水が結構な量でてきて、破水だと確信!便器の中を確認すると白いふよふよしたものが混じった乳白色でした。羊水は透明ですが、赤ちゃんから剥がれた白い胎脂が浮いて白い混濁があるという記事をちょうど見たばかりだったので、これだ!!と納得しました。
とりあえず、準備しておいた産褥ショーツを履き、産褥パッドを付け、羊水は止まらないけどトイレから出ました。
23:16
分娩予定のはぐくみ母子クリニックに電話で連絡しました。「たぶん破水しました」と電話口で助産師さんに伝えたところ、破水かどうかは病院で検査しないと分からないので、すぐに入院の荷物をまとめて病院に来てくださいと!ついにこの時が来た‼
計画無痛の予定でしたが、陣痛でも破水でもいいから自然にお産が始まったらいいな~という気持ちもあったので、焦りよりも嬉しい気持ちが大きかったです。
私は破水が止まらずあまり動けないので、夫に入院の準備をお願いしました。8割方準備は終わっていたし、直前に入れるものリストを共有していたので、ここはスムーズにいきました。
しかし、夫は緊張のせいで有り得ないくらい頻尿になっていました(笑)
23:20
夫が入院の準備をしてくれている間、私は椅子に座りながらヘアアイロンで髪を簡単にセット。
やっぱり産まれた瞬間に赤ちゃんと写真を撮りたいし、破水が止まらない以外は体に異変はなかったので、それくらいの余裕がありました。産院の規定で分娩時はノーメイクと言われていたので、メイクはしていきませんでした。
23:30
急に3分おきくらいに、動けないくらいのお腹の痛みを感じるようになりました。
破水だけだと思っていたら、陣痛まで来てしまいました‼この日まで前駆陣痛のような痛みも経験したことがなかったので、いきなり全部やってきてびっくりしました。
0:00
陣痛タクシーを呼び、乗車。
満車で捕まらないこともあると聞いていたので、スムーズに捕まって一安心。破水していたので普通のタクシーには乗れない可能性が高いし、陣痛タクシーを登録しておいて本当に良かったです!
0:20
産院に到着。
いつもは日中に妊婦健診に来ていたので、真夜中に来るなんてなんかワクワクしちゃいました。クリスマスシーズンだったので、入り口にツリーがキラキラしていて綺麗でした^^
分娩室に移動するまで夫は中に入れないので、ここで夫とは一旦お別れ。一人になるのは寂しくて不安で仕方なかったです。
すぐに内診を受け、破水と確定しました。この時点で子宮口は1cm。分娩中も産後も含めて、この時の内診グリグリが圧倒的に一番痛かったです(笑)
0:40
処置室に移動して着替え、NST、血圧計、点滴を装着。
この後何が起きるんだろう、私どうなるんだろうと緊張と不安で心臓がバクバクでした・・。
1:00
無痛の硬膜外麻酔処置。
ビビりまくったけど全く痛くなかったです!!!上手な先生に心の底から感謝しました。
麻酔を入れてしばらく待った後、麻酔の効きを確認。ここでまた内診がありましたが、この時には麻酔が効いていて全く痛くなかったです!さっきの内診グリグリと同じことをされているのに、痛くないのは感動しました。
1:35
麻酔が効いてきて、足が重くなってきました。
1:50
内診:子宮口3cm
3cm以下だったらバルーンで広げる予定でしたが、3cmあったのでクリアでした。
2:10
一通り処置が終わったので陣痛室に移動し、陣痛促進剤の投与を開始しました。
ここからは麻酔の量を調節しながら子宮口が全開になるのをひたすら待つ時間になります。
無痛の処置を無事に完了し、陣痛の痛みもほとんど感じなかったので、ようやく私の気持ちも落ち着いてきました(笑) 陣痛室は完全個室だったので、ここからは夫とビデオ通話を繋ぎ、ずっと話しながら穏やかに過ごせました。
無痛分娩ってすごい、自然分娩だったらきっともがき苦しむ時間なんだろうな。。
3:15
5分間隔くらいでお腹に鈍痛を感じるように。
お腹を壊した時のような痛みに近く、痛みを感じる度に自分でスイッチを押して麻酔を追加しながら、普通に過ごすことができました。
4:00
麻酔が効いていて尿意は感じませんでしたが、助産師さんにトイレに行っておこうと言われます。
フラフラして歩けないようだったらベッド上で導尿しますと言われ、なんだか導尿は怖かったので必死で歩いてトイレまで行きました(笑)
4:25
内診:子宮口4cm
まだ4cmなのか~とちょっと残念。麻酔で痛みもないので、陣痛間隔がどれくらいなのか、お産の進みがどの程度なのか自分では全くわからず、ただ子宮口全開になるまで暇でした(笑)
ただ、夫とずっとビデオ通話で会話していたこともあり、時間が過ぎるのはとても早く感じました!
5:30
内診:子宮口6cm
1時間で2cmも開いていて「ちゃんと進んでるんだ!」と嬉しかったです(*^^*)
お腹の痛みを感じる度に自分でスイッチを押して麻酔を追加していたのですが、それでは耐えられないくらいお腹が痛くなってきたので、助産師さんに伝えて麻酔の量を増やしてもらいました。
5:50
右を向いた方が良いと言われ、右向きに体勢を変えました。
赤ちゃんが正常に回旋しながら降りてくるためにはお母さんが意識的に向きを変えたり、座ってみたり、体勢を変えるのが大事とは聞いていたのですが、背中に大きな麻酔の針が入っていると思うと動くのが怖くてほとんど動けていませんでした。。
ちなみに、この時陣痛は2分間隔!(自分では分からないけど、助産師さんがNSTを見て教えてくれました)
6:10
軽めの朝食ー!!
だし茶漬けと付け添え、フルーツを出してもらいました。
無痛処置をしているので軽食ですが、夕食から何も食べておらずお腹が空いていたので嬉しかったです!
6:35
陣痛が1分間隔にまでなっているようで、しっかり進んでいるので促進剤は増やさないとのことでした。
え?もうすぐ産まれるの??と思いましたが、初産婦は子宮口全開になってからも2~4時間くらいかかるからね~と言われ逆にちょっと安心(笑) 早く産まれてほしいけど、ここまで来てもまだ心の準備が出来ていないのかなんか怖くて・・。
7:00
ビデオ通話中の夫が眠そうになってきたので、「まだ立会いまでは時間かかりそうだし、立会いに向けて仮眠とっといて」と電話を切りました。
まさか10分後に起こすことになるとは思いませんでしたが(笑)
7:10
内診:子宮口全開
いきなり「子宮口全開、赤ちゃんすぐそこまで降りてきてる」と言われパニックに。夫に電話をしてすぐ来て!と伝え、心臓バクバクしながら分娩室に移動しました。
7:25
夫が病院に到着。
分娩室に移動したらすぐいきみ始めるのかと思っていたけどそういう訳でもなく、夫と二人でしばらく待機でした。いつ始まるのかと二人ともドキドキの時間でした!
麻酔が良く効いていて、この時には陣痛の痛みはゼロでしたが、陣痛が来るたびにお腹が張っているような感覚はあり、今陣痛の波が来てるんだな~ということはわかりました。さらに、赤ちゃんが下に降りてきていて陣痛のタイミングでお尻が押されるような、うんちが出そうな感覚があり、このままいきむ前に赤ちゃんズルンッと出てきちゃうんじゃないかという気もしました(笑)
8:00
ついにいきみ開始!
お腹が張る感覚と助産師さんの指示のタイミングを頼りに、たぶん15回位いきんだと思います。無痛だからちゃんといきめているのか不安ではありましたが、「毎回赤ちゃん出てきてるよー!」と助産師さんが前向きな声掛けをしてくれたので、頑張れました^^
(たぶんバースプランに前向きな声掛けをしてほしいって書いていたんだと思います)
立会いの夫も、いきみのタイミングでは「目開けて!」「お腹見て!」と声をかけながら一緒に頑張ってくれたし、水を飲ませてくれたり一生懸命サポートしてくれて本当に心強かったです。
8:30
お産は最終局面に。
最後の方は自分で自分の太ももの裏を抱える形の方が力が入ると言われ、この体勢でいきみました。
頭出てきたよー!という声と同時に赤ちゃんの「ふぎゃ~」という声がフライングで聞こえてきました(笑) そして次のひと踏ん張りで赤ちゃんの体が出てきました!!
出てくる直前に、「旦那さん、カメラの準備!」と声をかけてもらえたので、赤ちゃんが出来てくる瞬間がバッチリ動画に撮れて良かったです。
最後に
カンガルーケアを希望していたのですが、赤ちゃんの酸素濃度が低く処置が必要だったので、産後すぐに一緒にいられなかったことが唯一の心残りでした。
でも先生も助産師さんも赤ちゃんの状態を一番に考えてすぐに判断してくださって、その後適切な処置ですぐに回復したみたいで本当によかったです。
産後しばらく分娩室で様子を見て、落ち着いてから個室に移動しました。入院生活についても別の記事にまとめていますので、こちらをご覧ください。
会陰切開の痛みや胸の張りなど、産後の経過についてはこちらの投稿をご覧ください。
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