ようやく安定期に入り、少し安心した妊婦さんも多いのではないでしょうか。
私は妊娠後期に入ってからつわりが再発し、思うように動くことができなくなってしまいました。そのため、安定期のうちにやっておけば良かったと後悔したことがたくさんありました・・。
体調も気持ちも安定してきた今だからこそやっておきたい、「やることリスト」をまとめましたので、ぜひ動けるうちに準備を進めてみてください。
妊娠初期の「やることリスト」はこちらをご参照ください。
妊娠中のやることリスト <中期編>
妊娠5ヶ月(16~19週)
お腹や乳房がふっくらし始め、妊婦らしい体型になってくる時期です。胎盤もしっかり完成する頃なので、食生活や生活習慣を整えていきましょう。
経産婦さんや早いママでは、初めての胎動を感じられる時期でもあります。下腹部あたりでポコッという動きを感じたり、小さな魚が泳いでいるようなくすぐったい感覚があれば胎動かもしれません。
胎盤が完成するので、食生活を見直す
妊娠4ヶ月の終わりごろ(15週)に胎盤が完成し、機能し始めると言われています。これまでは卵黄嚢と呼ばれる袋から栄養をもらって成長していた赤ちゃんですが、これからはママが摂取した栄養が胎盤を通して赤ちゃんに運ばれていきます。
胎盤からは栄養だけではなく、薬の成分やアルコール、ママの体で産生された抗体なども運ばれます。妊娠期間中は危険な薬の服用やアルコールの摂取は控えましょう。
胎盤が完成する頃になるとつわりが落ち着いてくるママが多いので、赤ちゃんに効率良く栄養を届けるため、バランスの良い食生活を目指しましょう。
安産祈願(戌の日参り)に行く
犬がたくさんの赤ちゃんを産み、比較的安産なことから、妊娠5ヶ月になった最初の戌の日に神社にお参りに行くという風習があります。
最近ではママの体調や仕事のスケジュールに合わせて妊娠6ヶ月以降にずらしたり、あえて混雑する戌の日を避けてお参りに行く人も増えています。しかし、妊娠後期になるとまた様々なトラブルが増えてくるため、安定期のうちに参拝を済ませておくのがおすすめです。
腹帯を購入する
戌の日の安産祈願として腹帯をママのお腹に巻くという風習がありますが、それとは別に腰痛予防や骨盤矯正、子宮の位置を正しく保つという目的で腹帯(マタニティベルト、骨盤ベルト)を使う方もいます。
お腹が急激に大きくなる時期でもあり、出産に向けて骨盤を緩めるホルモンが働くため、腰痛に悩むママも増えてくるころです。腰痛が気になる方は、産婦人科の医師と相談しながら、骨盤ベルトを活用しましょう。
軽い運動を開始する(医師に相談の上)
安定期に入り、母子ともに状態が安定していれば軽い運動を開始できます。しかし、状態によってはかえって悪影響になりかねないので、始める前には必ず産婦人科の医師に相談してください。
妊娠中の軽い運動には、体重の増加を緩やかにする、血行を良くする、ストレス解消、出産に向けた体力作りなど、様々な効果が期待できます。
ただし、激しい運動はママの体にも赤ちゃんにも負担がかかります。妊娠中におすすめのスポーツをご紹介します。
- ウォーキング
- マタニティヨガ
- マタニティエアロビクス
- マタニティスイミング
いずれにしても、ママの体調が悪くなったりお腹が張ってきたりしたら、すぐに中止して休んでくださいね。
職場や友人に報告する
安定期に入ったタイミングで、職場や友人に妊娠の報告をする人が多いです。
職場では、配慮が必要な場合もありますので、状況によっては妊娠していることを伝えておくと安心できるかもしれません。
歯科検診を受ける
ホルモンの影響で、妊娠中は歯肉炎や歯周病になりやすい状態になっていますので、妊娠4~6ヶ月頃の安定期に歯科検診を受けましょう。
初期のつわり期は負担が大きいので無理をして行く必要はありません。また、妊娠後期もお腹が大きくなり、椅子に座っているとお腹が圧迫されて苦しく感じるので、控えた方が良いでしょう。
自治体によっては無料で歯科検診を受けられるクーポンを支給しているので、活用してみてください。
両親学級に参加する
両親学級は自治体、病産院主催のものどちらに参加しても構いません。妊娠中の過ごし方や分娩方法、赤ちゃんのお世話の仕方などを学ぶことができ、ほとんどが無料で行われているので、はじめてママになる方はぜひ参加してみましょう。
予定が合えば、夫婦で参加することで情報や思いを共有することができ、子育ての良いスタートを切るきっかけになるかもしれません。最近では、土日にオンラインで実施しているものもありますので、平日に都合を合わせづらい方でも参加できます。
妊娠6~7ヶ月(20~27週)
赤ちゃんの性別がはっきり判別できるようになる時期です。気になるママは健診の時に聞いてみましょう。
妊娠後期になるとお腹が大きくなり、動きにくくなりますので、今のうちにできることは済ませておくと安心です。
ベビーグッズの準備をする
体調が安定している時期にベビーグッズを揃えましょう。妊娠後期はお腹が大きくなり店頭に足を運ぶのが難しくなりますし、後期つわりや腰痛で思うように動けないママも多くなります。
自分たちのライフスタイルに合わせて、必要なものをパートナーと話し合って揃えていけると安心ですね。
名前を考え始める
名前は親から赤ちゃんへの最初のプレゼントです。どんな子に育ってほしいか、どんな漢字を使いたいかなど、名前の決め方は人それぞれです!
これだ!と思う最高の名前をプレゼントできるといいですね。
家のベビースペースを整える
赤ちゃんがお家にやってきた後の生活をイメージして、安定期のうちにベビースペースを整えておきましょう。
- 赤ちゃんのねんねスペースはどこにするか?
- 日中にお昼寝をする場所は?
- ベビーグッズはどこに収納する?
- 沐浴はどこでする?
など、少しずつ赤ちゃんとの生活をイメージした部屋作りを進めていきましょう。
引っ越しはこの時期までに済ませる
家族が増えるにあたって、妊娠中に引っ越しを考える人は多いです。
お腹が大きくなると、座ったり立ったりという動きが困難になるので、荷造りも難しくなります。安定期頃までに引っ越しを済ませられると安心ですね。
私は妊娠6ヶ月の時に引っ越しをしましたが、自分の身の回りの小物以外はすべて夫に荷造りをお願いしました。一番体調が落ち着いていた時期ではありましたが、無理をして万が一赤ちゃんに何かあったらと思うと、怖くて動けませんでした。
重いものを運んだり動かしたりする事は、子宮収縮につながる可能性がありますので、引っ越し作業は家族か業者にお願いしましょう。
保育園の下調べをする(働くママ)
0歳4月入園を目指すママは、妊娠中から近所の保育園について下調べをしておく必要があります。
地域によっては保育園探しは激戦となりますので、0歳入園を希望していなくても、どこの保育園に預けたいか、希望の保育園は0歳児を何人募集しているか、申込期間はいつまでか、など早めに考えておいて損はないです!
また、1~3月生まれの場合、既に申込期間が終わっていることが多く、0歳児入園には不利だと言われています。途中入園が可能な保育園もありますが、なかなか厳しいことが多いですので、早めの行動が重要です。
やっておいて良かったこと
サポート家電を揃える
- 食洗器
- お掃除ロボット
- 空気清浄機
- 乾燥機能付きドラム式洗濯機
- ベビーモニター
マタニティ旅行に行く
体調が安定している時期に、夫婦二人で旅行に行くのも良い思い出になります。
ただし、切迫早産の診断をされていたり、安静の指示が出ている場合は控えましょう。また、旅行中何かあってもすぐ対処できるよう、近くの産婦人科を調べておいたり、近場への旅行を検討してみると安心です。
子連れでは行きづらい場所に行く
静かな場所やおしゃれな空間は子連れだと行きにくくなりますので、今のうちに行っておくといいでしょう。
<子連れで行きにくい場所>
- おしゃれなカフェ
- 贅沢なコース料理
- 映画館
- 美術館や博物館
妊婦姿の写真を残しておく
妊娠中期になると急にお腹がふっくらしてきますので、妊娠週数毎にお腹の写真を残しておくのも記念になって素敵です。
週数が分かるものと一緒に撮影したり、毎回同じ場所・同じポーズで撮影すると比較しやすくておすすめです!
最後に
体調が安定してきたママも、まだ不調が続いて辛いママも、やることリストを見てできる事から準備を進めていってくださいね。自分でできそうにない場合は、家族にお願いしてみるといいでしょう。
妊娠初期編・後期編についてはこちらの記事にまとめていますので、あわせて確認してみてください。
コメント